パナソニックの卓上型食洗機 NP‑TZ100 で頻繁に表示されるエラー “H21” は、便利な食洗機の悩みの種です。公式マニュアルでは「電源を抜いて30分待つ」などの対処が案内されていますが、実際にはそれだけでは治らないケースが多いです。
私自身も10回以上この症状に遭遇し、専業業者に頼らずに“湯かけ反応法”で直してきた経験があります。
本記事では、原因の仮説、ネット上のDIY事例、私の試行錯誤した手順、そして修理依頼時の費用目安までを網羅的に解説します。

誰でも簡単にできる方法だよ
H21エラーとは何か
表示の仕組みと意味
パナソニックの卓上型食洗機では、操作部に「H21」のエラー表示が出ることがあります。これは「泡が大量に発生している/水漏れしている可能性あり」という警告を示すもので、機器内部での異常状態を安全確保のために停止する設計です。
メーカー公式の見解・対応方法
パナソニック公式のFAQでは、卓上型食洗機で操作部に “H21” 表示が出た場合、まず以下の手順を試すことが推奨されています:
- 分岐水栓を閉じる
- コンセントを抜き、ドアは閉じたまま
- 約30分待つ
- 再び電源を入れて表示を確認



ただ私的にはこれだけで治ったことは一度もないです。
センサーの泡・洗剤接触による誤作動
もっとも多く見られるのは、内部水位センサーや泡検知センサーが洗剤や泡に触れて誤検知を起こすパターンです。特に粉末洗剤や液体洗剤を勢いよく注いでしまうと、センサー周辺に洗剤が付着し、乾いても残渣(カス)が電極部を覆ってしまうことがあります。
内部水分・湿気・残水の影響
動作終了後などに庫内や下部に水滴や湿気が残り、これが乾ききれず電極間を導通させて「水がある」と誤判定するケースもあります。特に30分程度では乾燥が追いつかず、センサー部が湿ったままということも考えられます。
基板・配線トラブル(断線・接点不良)
センサー本体・配線・接点部の劣化や断線、ショートなども原因になり得ます。一部DIY事例では、“センサー線を切断してエラー回避” といった荒技を試す例もありますが、これは非常にリスクが高く初級者にはおすすめできない方法です。
ネット上で見つかる“センサー切断”などのDIY事例
代表的なブログ/掲示板の事例紹介
いくつかの掲示板・ブログでは、センサー線を切断・不活性化させて H21 エラーを回避したという報告があります。
リスク・失敗例
センサー線を切ると、将来的な故障診断や本格修理が困難になります。また感電や基板破損のリスクも高いため、あくまで参考情報として見るにとどめ、実施は推奨しません。



切断とか改造って、知識ない人には絶対おすすめできません…私は怖くて手が出せませんでした。
筆者が10回以上成功した “湯かけ反応法” とその手順
方法の具体的な手順
- 給湯器のお湯を60℃に設定
- 庫内にあふれないようゆっくり注ぐ
- 1日2〜3回、時間を空けて繰り返す
- 電源も30分抜いて再投入する
- 数日かけて回復を待つ



3日間ぐらいかけて繰り返したら、ある日ふっと普通に動き始めて「やった!」って感じでした。
注意点
お湯を多く入れすぎると逆効果になります。機器の故障を防ぐため、感電や水漏れの危険にも注意してください。安全第一で行いましょう。



1日で治ることもあれば、最長1ヶ月かかったことも。
多くの場合は2~4日で治ることが多いです。
まとめ
あなたの問題解決の手助けになったら幸いです。